
冒険の舞台はアランシア大陸の北西に位置するユラン国の王都エリシング。
西海に突き出した天然の要塞の様な所で、この世界に魔法をもたらした者が最初に降り立った場所でもある。
人口は約2万人の大都市だ。
地球にとても良く似た別世界

はじめに“とこしえの神”が火、風、水、土と姿を変え、冷やして固めて大地をお創りになった。
その後異次元から訪れた存在によって、ありとあらゆる生命体が創られた。最後に生まれたのが人間だ。

そして2千年前、この世界にやってきたある訪問者〈ホルガー〉が人類に魔法をもたらした。
ホルガーの振るうその強大な魔法は世界を豊かにした…がしかし、それ以上に激しい争いも増えた。

その争を止めるため、ホルガーの子孫らが各地に散らばり国を造った。
各地の支配者となった子孫らは密約により定期的な戦争を引き起こしては、今も民衆を管理している…
王都エリシングの現状
この世界では、古くから強大な魔力を有する魔法使いが国王となる習わしがある。
しかし、ここユラン国で魔法使いと言えば、森の魔女イヌボーグを除いて、南方の山岳地帯にあるホルム修道院の者たちぐらいだろう。

ユラン暦644年、ユラン国の摂政トエルギ公は“森の魔女”として高名なイヌボーグを宮廷魔術師に迎え、ユランが魔法国家として強大であることを他国に宣言した。
それから程なくして、王都エリシングに謎の流行り病が蔓延する。
時を同じくしてエリシング中央に位置するロンボルク城では、妖しげな怪物の目撃談が相継いだ。
…この災厄の元凶は、城に招かれた魔女イヌボーグだ!彼女が国家転覆を企てている!
そんな噂は、病で疲弊した民の間にカビのように広がり、ユラン国は宮廷魔術師を迎えた喜びから一転、暗雲が立ち込める。
そして今から三ヶ月前、魔女イヌボーグは、とうとう、トエルギ公の命により投獄されたのだった…

しかし、流行り病は広がり続け、街の半数の人が病に罹ってしまった。
9日前、病に罹っていた者が次々と命を落とす。だが、しばらくすると死んだ筈のその人間は動き出し、人を襲う怪物と化した。
そして今や王都エリシングは“、生ける屍”が闊歩する恐ろしい街となった。