コラム

ゲームブックと食べ物1

マロンケーキ(ユラン国の伝統菓子)

材料:米粉、タピオカ粉、栗、デーツ、アプリコット、レーズン、カカオニブ、ココナッツオイル、シナモン、ベーキングパウダー(アルミフリー)、お酢

 ゲームブックの食べ物と言えば…私は何故か、“干し肉”を連想してしまいます。中学生の頃に初めて作ったゲームブックの食料も“干し肉”でした。
しかも此処で私が想像する“干し肉”は、“ジャーキー”です。燻製した良い香り、適度な塩辛さと肉のうま味…
ファンタジーの本場、中世ヨーロッパで実際に食べられていた“干し肉”は歯が抜けるほど固く、しょっぱくて、臭くて、不味い…と何処かで聞いた気が。
何にしても、野性的で豪快な印象を持つ“干し肉”にはロマンを感じます。

 ロマン…良いですね~マロン。という事でマロンケーキです!
これはユラン国では収穫祭の時に食べる伝統的なケーキとなります。庶民が食べるのはもっと小さく、パンの様なものですが、貴族の間ではこのような豪華なケーキになるんです!因みに写真のケーキは甘さ控えめで、とても上品なお味でした(スタッフが美味しくいただきました)。
本作中にこのケーキは登場しませんが、幾つか食べ物をご用意しております。

 本作で一番最初に登場する食べ物は柑橘(オレンジ)です。これは、私の出身が愛媛県でして、柑橘類に特別な思い入れがあるからです。中でも“紅まどんな”という品種は「人間をダメにする柑橘」という二つ名があるほどの絶品です。知人からこのお蜜柑を頂いた時、「独り占めしたい」という欲望に何度もかられました。幸いその欲望を振り払う事に成功し(指輪の誘惑に勝ったガラドリエルのように)、ご近所に配ることに成功しました!実際、人間の“三大欲求”に含まれる食欲の強さは凄まじいものです。我慢が出来た時には自分を褒めてあげましょう!
 毎日の事で忘れがちですが、そもそも“食べる”という事は「他存在を受け入れる」という刺激的な行為です。情報や環境と同じで、鵜呑みにする(なんでも受け入れる)のも良くないですし、偏ったり、対立したり、厳選し過ぎるのも良くないと思います。対峙している事柄(食べ物)に向き合って、今の自分に合っているものを選べたら良いですね!その点を加味して、皆さんを満足させる出来事とお食事をご用意しております。お楽しみに!

 ジギタリス出版 ニシムラ ヨシヲ